俳句の作りよう / 高浜 虚子

大正三年の刊行から一〇〇刷以上を重ね、ホトトギス、ひいては今日の俳句界発展の礎となった、虚子の俳句実作入門。だれにでもわかりやすく、今なお新鮮な示唆に富む幻の名著。「去年今年貫く棒の如きもの」「一つ根に離れ浮く葉や春の水」ほか、世界で愛唱される名句の数々を生んだ高浜虚子が、日常の言葉でやさしくわかりやすく、誰にでも伝わるようにと説いた俳句の実作入門。まず十七字を並べてみること、ものをじっと眺めること、じっと案じ入ること等の至言名言が、これから俳句を始める人、実作に悩む人たちの胸に深く沁みてゆく。本質的俳句論の「俳諧談」収録。<br>解説・山下一海<br>高浜 虚子
角川書店
2009年07月
ハイク ノ ツクリヨウ
タカハマ キヨシ
/