知里幸惠 日記・書簡集 / 知里幸惠

『アイヌ神謡集』を残した知里幸惠が家族にあてた手紙、東京滞在中にのこした日記など一次資料を収録。文学史上に輝く仕事を残し、19歳でこの世を去った女性の生涯に迫る。解説/石村博子アイヌとして初めてカムイユカ(ラ)を文字に表した『アイヌ神謡集』の著・訳・編者、知里幸惠。彼女は、病に倒れ19歳で世を去るまでに、多くの日記や手紙を残した。そこに記されるのはアイヌ語を伝える使命と向き合い、家族を案じながら生きた一人の女性の姿。「私は書かねばならぬ、知れる限りを、生の限りを、書かねばならぬ」。筆に命をかけた、秀逸な日記・手紙文学である。初公開の資料を含む、執筆記録の決定版。解説/石村博子<br>知里幸惠
角川書店
2025年08月
チリユキエニツキシヨカンシユウ
チリユキエ
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