和本への招待 日本人と書物の歴史 / 橋口侯之介
『源氏物語』から、蔦屋重三郎が手がけた草双紙、歌麿や北斎の挿絵入り絵本。1300年以上の歴史を持つ和本は、日本人の知恵と美意識の結晶である。神田・誠心堂書店の店主が、豊饒な書物の歴史に迫る。平安時代の『源氏物語』から、蔦屋重三郎が手がけた黄表紙をはじめとする草双紙、山東京伝の洒落本、歌麿や北斎の挿絵入り絵本。1300年以上の歴史を持つ和本は、日本人の知恵と美意識の結晶である。結び綴とも呼ばれる、組紐を使った大和綴。高度な製本技術を必要とし、数葉ずつ重ねて糸で縫う列帖装など、手にとって愉しめる伝統文化を、神田神保町の老舗・誠心堂書店の店主が丁寧に解説。豊饒な書物の歴史を解き明かす。<br>橋口侯之介
角川書店
2023年12月
ワホン ヘノ シヨウタイ
ハシグチ コウノスケ
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