紫式部と王朝文化のモノを読み解く 唐物と源氏物語 / 河添房江

紫式部の生きた時代、陶磁器・ガラス・布・香料など、王朝生活を彩る舶来品は、高価で入手しにくく、入手できるかどうかは権力とのかかわりによって大きく左右された。「唐物」から王朝文化を読み解く。紫式部の生きた平安時代。今から約1000年前の王朝生活において、沈香、瑠璃壺、青磁、唐綾、毛皮などの舶来品は、高価で入手しにくく、貴族たちの富と権威の象徴であった。『源氏物語』や『枕草子』をはじめ、『竹取物語』『うつほ物語』『栄花物語』ほか王朝文学作品にも唐から物ものは多く描かれている。舶来の「モノ」をキーワードに王朝文化の世界を読み解き、物語の登場人物の関係や、平安時代を生きた人々のこころを浮き彫りにする。<br>河添房江
角川書店
2023年10月
ムラサキシキブ ト オウチヨウ ブンカ ノ モノ ヲ ヨミトク
カワゾエ フサエ
/