藤原公任 天下無双の歌人 / 小町谷照彦
栄光の家系に生まれ、有職故実に造詣が深く、音曲・漢詩・和歌など風流文事に優れた才能を発揮。社交の花形として活躍したが、政治家としては巨星・藤原道長を巡る惑星の存在となった生涯を第一人者が描く。百人一首の「滝の音は絶えて久しくなりぬれど名こそ流れてなほ聞こえけれ」の歌で著名な藤原公任。栄光の家系に生を受け、有職故実に造詣が深く、音曲・漢詩・和歌などの風流文事に優れた才能を発揮した。社交の花形として活躍したが、政治家としては巨星・藤原道長をめぐる惑星の存在にとどまった。政界の頂点を断念し、宮廷のカリスマとして文化面の指導的地位に立った生涯を、研究の第一人者が描く人物評伝。解説:谷知子<br><br>第一章 三舟の才人、天下無双の歌人<br>第二章 栄光の家系<br>第三章 得意と失望とのはざま<br>第四章 権力者をめぐる惑星<br>第五章 栄華の余光<br>第六章 憂愁の晩年<br><br>小町谷照彦
角川書店
2023年10月
フジワラノ キントウ テンカ ムソウ ノ カジン
コマチヤ テルヒコ
/