道元「赴粥飯法」 ビギナーズ日本の思想 / 道元

僧堂で食事をいただく作法が、細かく示されている。「さとり」の境地は日常にあり、中でも「食」は大事な修行の場なのだ。道元が込めた深い意義を説き明かす。丁寧な訳文と解説に加え、解題や略伝も収録。道元の著作の一つ、「赴粥飯法」には、仏道修行における食事の意義と作法が述べられている。禅では「さとり」の境地を、日常の営みの中に見出す。そのため、生活の要である「食」は、大事な修行の場でもあるのだ。自らを満たすだけでなく、他者へと想いを向け、心穏やかに生きていくヒントが、ここにはある。道元の意思を説き明かす、やさしい現代語訳と解説に豊富な写真資料を加え、「解題」「道元禅師の生涯」も収録した決定版。<br>道元
角川書店
2024年06月
ドウゲン フシユク ハンポウ ビギナ−ズ ニホン ノ シソウ
ドウゲン
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