小泉八雲 日本美と霊性の発見者 / 池田 雅之
「八雲という作家がかつて日本に暮らしていたことの奇跡に感謝の気持ちを捧げたい」(「あとがき」より)――横浜上陸から東京で亡くなるまで。詩情豊かな名訳と文学研究の第一人者が綴る至高のガイド教師として日本各地を訪れた小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は、庶民生活の中にある「単純、善良、素朴さ」を愛す一方、西洋化を推し進める「新日本」に幻滅する。彼が見つめ、追い求めたものとは何か。横浜上陸から松江・熊本・神戸そして東京で亡くなるまで――八雲文学研究と邦訳の第一人者が、作品・書簡・講義録等から、十四年間の足跡と心の軌跡を辿る。いま、私たちが見直すべき日本文化を再発見するための八雲案内。<br><br><br>池田 雅之
角川書店
2021年09月
コイズミ ヤクモ ニホンビ ト レイセイ ノ ハツケンシヤ
イケダ マサユキ
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