日本の歳時伝承 / 小川 直之

四季折々に伝わるさまざまな行事の歴史と意味をあらためて見直し、日本の歴史文化に迫る。正月のしめ飾りは本来、歳神を迎え祭る神聖な場を示し、門松は歳神が依り憑くものであった。お盆は仏教行事ではなく、実は死者・先祖と生きている親の魂祭りである――等々、現代に受け継がれる年中行事から正月、盆、さらに節分、花見、節供、花火、月見、冬至、歳暮などいまでも慣れ親しんでいる40の行事を取りあげて、その歴史的意味、多様性を明らかにする。<br>小川 直之
角川書店
2018年04月
ニホン ノ サイジ デンシヨウ
オガワ ナオユキ
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