小林一茶 ビギナーズ・クラシックス日本の / 小林 一茶
身近なことを俳句に詠み、人生の辛さや切なさを作品へと昇華させていった一茶。古びることのない俳句の数々を、一茶の人生に沿ってたどりながら、やさしい鑑賞でその新しい姿を浮き彫りにする。喜びも、哀しみも、生きることのつらさも、すべてを俳句に昇華させていった人生だった――。「雀の子そこのけそこのけ御馬が通る」「目出度さもちう位也おらが春」「ともかくもあなた任せのとしの暮」など、日々の生活の中にある身近な事象を、まっすぐに、ユーモラスに詠んだ一茶。古びることのない作品の数々をやさしく鑑賞する入門書。一茶を近代俳人としてとらえ直し、俳句の歴史にも新たな視点を与える。解説/長谷川櫂<br>小林 一茶
角川書店
2017年09月
コバヤシ イツサ ビギナ−ズ クラシツクス ニホン ノ コテン
コバヤシ イツサ
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