仏教の大意 / 鈴木 大拙
禅を世界に普及させた仏教学者が昭和天皇・皇后両陛下に行った講義、第一講「大智」、第二講「大悲」。これを基にまとめた、困難な時代を生きる実践学としての仏教、霊性論の本質を説く名著。解説・若松英輔◆霊性論の本質、仏教の精髄に迫った『日本的霊性』に並ぶ名著、遂に文庫化!<br><br>人は、耐え難い苦しみや大きな悲しみの経験なくして、本当の慰めと平和に至ることはできない――「大智」と「大悲」の導きで現れる「霊性」を生きることの意味とは何か。知性や理性だけでは到達できないその世界こそが、仏教の精髄へと繋がっている。キリスト教的概念や華厳仏教など独自の視点を交えつつ、困難な時代を生きる実践学としての仏教、霊性論の本質を説く講義録。『日本的霊性』と対をなす名著。<br>解説・若松英輔<br>鈴木 大拙
角川書店
2017年01月
ブツキヨウ ノ タイイ
スズキ ダイセツ
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