雨月物語　ビギナーズ・クラシックス日本の / 上田　秋成

幽霊、人外の者、そして別の者になってしまった人間が織りなす、身の毛もよだつ怪異小説。現代の文章にはない独特の流麗さをもつ筆致で描かれた珠玉の９篇を、易しい訳と丁寧な解説とともに抜粋して読む。身の毛もよだつ大江戸ホラー。秋成の卓越した筆致で描かれた、珠玉の９編を味わう。<br><br>稀代の怨霊・崇徳院が眠る白峯の御陵を訪ねた西行法師の目の前に現れたのは――（白峯）<br>義兄弟の契りをかわした武士と学者。主君の仇討ちに向かった武士は、学者のもとに戻るが――（菊花の約）<br>一攫千金を夢見て旅立った勝四郎。七年の時を経て戻った家で見たものとは――（浅茅が宿）<br>ある雨の日に出会った美しい女は蛇の化身であった。蛇と別れた男はその後妻をめとるが――（蛇性の婬）　ほか<br><br>上田　秋成
角川書店
2017年12月
ウゲツ　モノガタリ　ビギナ−ズ　クラシツクス　ニホン　ノ　コテン
ウエダ　アキナリ
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