最澄と空海 日本仏教思想の誕生 / 立川 武蔵
日本仏教千年の礎を築いた最澄と、力強い思考から密教の世界観を樹立した空海。アニミズムや山岳信仰の豊穣をとりこみ、インドや中国とも異なる「日本型仏教」を創造した二人の巨人、その思想と生涯に迫る。守旧派と対決し新たな仏教の礎を築いた最澄と、<br>即身成仏という力強い思考から密教の世界観を樹立した空海。<br>ともに遣唐使として学び、後にライバルとなる二人の巨人は、<br>アニミズムや山岳信仰の豊穣を取り込んだ<br>「日本型仏教」をいかに生み出したのか。<br>この世界に聖なる価値を認め、山川草木もまた成仏するという、<br>インドや中国にもない独自の思想と自然観。<br>鎌倉仏教や禅宗にも受け継がれゆくその核心を両者の生涯に探る。<br>立川 武蔵
角川書店
2016年05月
サイチヨウ ト クウカイ ニホン ブツキヨウ シソウ ノ タンジヨウ
タチカワ ムサシ
/