真釈 般若心経 / 宮坂 宥洪

『般若心経』とは、心の内面の問題を解いたものではなく、具体的な修行方法が説かれたものだった!経典成立当時の古代インドの言語、サンスクリット語研究が導き出した新解釈で、経典の真実を明らかにする。仏陀は、人間の苦悩から脱却し、心の平安をつかむ方法を追求して「さとり」の境地を会得した。『般若心経』は、その「さとり」の境地に到達すべき方法を具体的に書きとめた経典である。262字の『般若心経』の語句をサンスクリットの原意にまで遡って徹底的に検討した結果を踏まえ、平易なことばで、わかりやすく読み解く。仏陀が得た「さとり」とは何かを明瞭に示し、わたしたちを「こころの平安(さとりの境地)」へと導いてくれる。<br>宮坂 宥洪
角川書店
2004年08月
シンシヤク ハンニヤシンギヨウ ハンニヤ シンギヨウ
ミヤサカ ユウコウ
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