殺人勤務医 / 大石 圭

すでに1100人以上の胎児を殺している僕は、人を殺すことに慣れているだけだ――。ハンサムで有能な中絶医の裏の顔とは!? 角川ホラー文庫の名手が放つ、猟奇と耽美が交錯する、エクスタシー殺人小説!僕はただ、殺しまくりたいだけなのだ。<br>食べ物を粗末にした女、鯉の泳ぐ池に洗剤を撒いた男、病気の飼い犬を放置した数学教師、子供を虐待する若い母親。<br>奴らは皆、死ぬべきだ――。<br><br>優秀な中絶専門医・古河は、柔らかな物腰と甘いマスクで人望も厚い。<br>しかし彼の価値観は、幼少期のある出来事により歪みきっていた……。<br>彼は、死に値すると判断した人間を拉致して地下室の檻に閉じ込め、残忍な手段で次々と、淡々と殺していく。<br><br>美しきシリアルキラーの真の目的に気づくとき、あなたは二度驚く。<br>驚愕のラストが待つ、美しき猟奇殺人!<br>大石 圭
角川書店
2004年10月
サツジン キンムイ
オオイシ ケイ
/