定本 言語にとって美とはなにか 2 / 吉本 隆明
記紀万葉から、鴎外、漱石、石川淳、島尾敏雄等の小説ほか、詩歌、戯曲、俗謡などを、膨大な作品を引用しながら詳細に解説。文学を形づくっている「言語」の特質を追求する1で述べた概念を解説する。『定本言語にとって美とはなにか I 』に続き、第V章「構成論」、第VI章「内容と形式」、第VII章「立場」の各章で、言語、文学、芸術とはなにかを考察。引用される作品は、記紀万葉から折口信夫、ヘーゲル、サルトルにまで及び、そのジャンルは詩、物語文学、劇、俗謡を横断する。日本文学の表現としての通史であり、戯曲の成り立ちを、能・狂言を通じて丁寧に展開した画期的論考でもある。<br>解説・芹沢俊介<br>吉本 隆明
角川書店
2001年10月
テイホン ゲンゴ ニ トツテ ビ トワ ナニカ 2 ナニ カ
ヨシモト タカアキ
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