KATANA 22 / かまたきみこ

天下を治めた信長や秀吉。彼らはことのほか名刀に執着し、戦の恩賞として刀や茶器などを与えていた。一振りの刀、ひとつの茶器が命とイコールの価値を持つ戦乱の時代。戦のない世を願う家康は刀をどう変えるのか!?豊臣が統べる時代が終わり、徳川家康が天下泰平に乗り出した慶長の世。<br>すでに一振の名刀が、命や土地と同じ価値を持つ時代ではあったが<br>戦がなくなれば、いよいよ武器としての刀は必要なくなる。<br><br>時代にあわせた刀の評価を明確にするには、どうすればよいのか――。<br>家康は新たな「刀の在り方」を模索する。<br><br>一方、「慶長の刀」に導かれた滉もまた、自らの役割を全うするために動き出す―――。<br><br>かまたきみこ
角川書店
2024年10月
カタナ 22
カマタ キミコ
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