腕を失くした璃々栖 明治悪魔祓師異譚 2 / 明治サブ

一蓮托生の命となった悪魔祓師の少年・皆無と大悪魔の少女・璃々栖。 ベヒヰモスによる日本國の窮地を退けた二人は、璃々栖の祖国の復興のため、魔界へと旅立つが――。 仇敵たる毘比白を神戸から退け、右腕を取り戻した璃々栖。そして、皆無は魔王化を経て、大印章の力に目醒めた。<br> 次なる覇道への一歩、阿栖魔台移動城塞の起動の鍵を求め、十二聖人がひとり神威中将と共に、魔界へと臨む――。<br>「皆無、征くぞ。予の祖国まで凱旋じゃァ」<br> 物理界と霊界を跨ぎ、旧・阿栖魔台王国へと向かう璃々栖らに、やにわに毘比白の魔の手の影が差す。暗雲立ちこめる出立と時を同じくして、日本國を取り巻く情勢もうねりをあげ――悪魔祓師と大悪魔、二人の旅路は新たなる局面へ。<br> 明治悪魔祓師異譚『腕を失くした璃々栖』、第弐幕。<br>明治サブ
角川書店
2023年06月
ウデ ヲ ナクシタ リリス 2
メイジ サブ
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