砂の上の1DK / 枯野瑛 著

研究施設への破壊工作に一般人が巻き込まれ――瀕死の彼女に取りつき治癒したのは、研究対象だった未知の細胞。人に順応していくそれ=呼称・アルジャーノンが望んだのは、穏やかな、人らしい日常を送ることだった。産業スパイの青年・江間宗史は、任務で訪れた研究施設で昔なじみの女子大生・真倉沙希未と再会する。<br>追懐も束の間、施設への破壊工作(サボタージユ)に巻き込まれ……<br>瀕死の彼女を救ったのは、秘密裏に研究されていた未知の細胞だった。<br>「わたし、は――なに――?」<br>沙希未に宿ったそれ=呼称“アルジャーノン”は、傷が癒え身体を返すまでの期限付きで、宗史と同居生活を始めるのだが――<br>窓外の景色にテレビの映像、机上の金魚鉢……目に入るもの全てが新鮮で眩しくて。<br>「悪の怪物は、消えるべきだ。君の望みは、間違っていないよ」<br>終わりを受け入れ、それでも人らしい日常を送る“幸せ”を望んだ、とある生命の五日間。<br>枯野瑛 著
角川書店
2022年09月
スナ ノ ウエ ノ ワンデイ−ケ−
カレノ アキラ
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