怪談徒然草 改版 / 加門七海
怪談実話の白眉。真の恐怖満載。「怪談の神髄は語りにあり」というコンセプトで編まれた本書。軽妙な語り口に騙されて読み進めると…真の恐怖、ここにあり。「平家がまだピチピチしていて、とてもよろしゅうございました」と壇ノ浦での旅行を語る加門七海が、体験した本当にあった怖い話。中国旅行中に重慶の旅館で出会った死神。無理やり造りを変えてしまったために、氏子が次々と死んでしまった神社。付き合う男性が全員死んでしまった絶世の美女。そしていまだに続いているという東京都慰霊堂と三角屋敷を巡る話(完全封印版)などありとあらゆる体験を語った「怪談本」の決定版。真の恐怖は怪談語りにあり。著者の初期の怪談実話集、待望の復刊。文庫版ように、「三度目のあとがき」を書き下ろし。解説は東雅夫氏。<br>加門七海
角川書店
2022年09月
カイダン ツレズレグサ
カモン ナナミ
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