ホーンテッド・キャンパス だんだんおうち / 櫛木 理宇

八神森司は、幽霊が視える大学生。美少女こよみへの片思いはつのるばかり。師走の雪深い季節。所属するオカルト研究会に寄せられた新たな相談は、「いつも自宅に死んでいる自分がいる――」いう相談だった。今年も残すところあと数日。世間は完全に正月ムードの中、雪越大学三年生の八神森司は、アパートの自室でとぐろを巻き、孤独な年越しを決めていた。例のクリスマスイブから数日たち、その騒動でなくしてしまったネクタイをこよみと買いに行く約束をしていたのだが、大雪の心配があった。こんな日は家にずっといたい――と思っていたその時、雪大オカ研のメンバーから召集のLINEが入った。今回の依頼主は、かつてタレント占い師として名をはせていた如月妃映こと蒔苗紀枝だった。その奇怪な相談内容は、「自宅でいつも、自分が死んでいる――」というものだった。大雪の降る中、オカ研メンバーの推理が冴えるシリーズ19弾。<br><br>櫛木 理宇
角川書店
2021年12月
ホ−ンテツド キヤンパス ダンダン オウチ ガ トオク ナル
クシキ リウ
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