瑕死物件 209号室のアオイ / 櫛木 理宇
高級マンションで次々と起こる怪異。専業主婦菜緒、千晶、キャリアウーマンの亜沙子、和葉。彼女らを「壊した」のは、209号室に住む少年・葵。心の隙間に入り込み、不幸に陥れる「彼」の正体とは……。誰もが羨む、川沿いの瀟洒なマンション。<br>専業主婦の菜緒は、育児に無関心な夫と、<br>手のかかる息子に疲弊する日々。<br>しかし209号室に住む葵という少年が一家に「寄生」し、<br>日常は歪み始める。<br>キャリアウーマンの亜沙子、<br>結婚により高校生の義母となった千晶、<br>チョコレート依存の和葉。<br>女性たちの心の隙をつき、不幸に引きずり込む少年、「葵」。<br>彼が真に望むものとは?<br><br>恐怖と女の業、一縷の切なさが<br>入り交じる、衝撃のサスペンス!<br><br>(単行本『209号室には知らない子供がいる』改題)<br><br>櫛木 理宇
角川書店
2018年11月
カシ ブツケン 209 ゴウシツ ノ アオイ ニヒヤクキユウゴウシツ
クシキ リウ
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