華舞鬼町おばけ写真館 夜の語り部とふっく / 蒼月 海里

虚路(ウツロ)の目撃情報と、「送り拍子木」の話を聞いた那由多。神隠しも増えていると言われ不安になる。家に帰ると、姉の茜が戻っていないという。「虚路は人から忘れられそうになったら、姿を現す」それは人に忘れられてしまったらその概念は消えてしまうからだ、と狭間堂から説明を受ける那由多。一方、浮世と華舞鬼町では拍子木の怪談と神隠しの事件が増えているという。「火の用心」のような声かけの後、聞こえる拍子木を打つ音。それを聞いた人が消えてしまうという話だ。しかし、那由多の姉・茜が行方不明になってしまう! 境界に閉じ込められたのか?那由多は狭間堂とともに、境界の中にある映画館を探す。そこで虚路の故意により祖父の形見だったカメラを壊してしまう!<br>蒼月 海里
角川書店
2019年02月
カブキチヨウ オバケ シヤシンカン ヨル ノ カタリベ ト フツクラ
アオツキ カイリ
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