歳月 / 茨木のり子
亡夫に贈る愛の詩。女性としての息づかいが濃厚に漂う、没後刊行にして詩人の新生面を拓くもう一つの代表作。(解説=小池昌代)最愛の夫が他界したあと書き継いだ、亡夫に贈る愛の詩篇。夫婦という極めて私性の強い密室を描き、女性としての息づかいが濃厚にただよう、死後にもつづく永遠の愛。戦後の女性の生き方を読者の知性に訴え続けてきた詩人が、没後にはじめて詳らかにした、純愛に生きるみずからの生(なま)の姿。口絵二丁。(解説=小池昌代)<br>茨木のり子
岩波書店
2025年05月
サイゲツ
イバラギノリコ
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