母の恋文 谷川徹三・多喜子の手紙 / 谷川俊太郎
大正十年、多喜子は哲学を学ぶ徹三と出会い、手紙を通して愛を育む。両親の遺品から編んだ、珠玉の書簡集。寄稿・内田也哉子。両親の遺品にあった若き日のラブレター。そこには息子として知る母ではなく、のびやかに想いを綴るひとりの女性がいた。大正十年、ピアノを学ぶ多喜子は、やがて高名な哲学者となる京大生の徹三と出会う。朝な夕なに手紙を交わし、気持ちを確かめあうふたり。そして、時を経ての愛の行方。珠玉の往復書簡集。寄稿・内田也哉子。<br>谷川俊太郎
岩波書店
2024年08月
ハハ ノ コイブミ
タニカワ シユンタロウ
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