母の発達・アケボノノ帯 / 笙野頼子

母性神話の着ぐるみ喰らってウンコにした、一読必笑、驚異のおかあさん小説が二一世紀に甦る。「私は再編成をしとるのやな。世間が母やという偽の母をやっつける正義の味方みたようなおかあさんになるためにな」。母は縮んで殺されて、五十音の母に分裂して再生する。母性神話の着ぐるみを脱いで喰らってウンコにした、一読必笑、驚異のおかあさん小説が、二一世紀に甦る。怪作「アケボノノの帯」、自著解題を収録。<br>笙野頼子
岩波書店
2023年09月
ハハ ノ ハツタツ アケボノ ノ オビ
シヨウノ ヨリコ
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