日本仏教の社会倫理 正法を生きる / 島薗進 著

仏教本来の社会倫理的な実践思想、サッダルマ(正法)を世に現す生き方の系譜から捉え直す日本仏教史。仏教には本来、社会倫理的な実践が大きな要素として備わっていた。近代的な宗教観のもとで見落とされがちだった、そうした倫理性・社会性の側面が、現代社会の中で再び顕わになりつつある。本書は、サッダルマ(正法)を世に現す生き方の系譜に着目しながら、日本仏教の実践思想を捉え直し、宗派主義の枠を超えた新しい日本仏教史像を提示する試みである。<br>島薗進 著
岩波書店
2022年09月
ニホン ブツキヨウ ノ シヤカイ リンリ
シマゾノ ススム
/