天使の記号学 新版−小さな中世哲学入門 / 山内 志朗 著
世界は〈存在〉という最普遍者から成る生地の上に性的欲望という図柄を織り込む.〈存在〉のエロティシズムに迫る中世哲学入門.例えば身体、世間、人間的尺度……。人はつねに媒体とともに生きている。ところが身体を持たない天使に憧れを持つように、媒介なしに断絶を飛び越えたいと願う心もあるのだろう。本書では、肉体、欲望、存在の一義性などの諸問題を考察しながら、中世哲学の本質に挑む。中世の知を、現代社会の中で読み直す名著、待望の文庫化!(解説=北野圭介)<br>山内 志朗 著
岩波書店
2019年03月
テンシ ノ キゴウガク チイサナ チユウセイ テツガク ニユウモン
ヤマウチ シロウ
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