戦争と報道 「八月ジャーナリズム」は終わらない / 栗原俊雄

1年のうち敗戦の夏ばかりに戦争報道が集中している? それなら自分は「常夏」記者だ。ベテラン記者の体験的ジャーナリズム論。夏の集中的な戦争報道は「八月ジャーナリズム」と揶揄される。しかし著者はそれを1年中、20年間行ってきた名物記者。なぜ80年前の戦争についての報道が必要なのか、戦争体験者がいなくなる中でどんな意義があるのか。世界が不安定化する中、戦艦大和、シベリア抑留、硫黄島遺骨収容などを例に改めて戦争報道の意義を伝える。<br>栗原俊雄
岩波書店
2025年08月
センソウトホウドウ
クリハラ,トシオ
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