誰のための排除アート? 不寛容と自己責任論 / 五十嵐 太郎 著

「排除アート」設置の歴史・背景をひもとき、日本の公共空間づくりの問題点を浮き彫りにする。寝そべれないベンチ、禁則事項だらけの公園…。建築物が本来の目的外に使用されないようにする、「排除アート」。これらは公共空間が特定層に対して臨む、厳しい態度の表れである。なぜ排除アートは設置されたのか。果たしてアートと呼べるのか。その歴史・背景をひもとき、日本の公共空間づくりの問題点を浮き彫りにする。<br>五十嵐 太郎 著
岩波書店
2022年06月
ダレ ノ タメ ノ ハイジヨ ア−ト
イガラシ タロウ
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