パリの「敵性」日本人たち 脱出か抑留か1940−1946 / 藤森晶子

1944年8月パリ、ナチからの解放とともに「敵性」外国人として拘束された日本人たちの足跡を、公文書を手掛かりにたどる。1944年8月パリ。ナチから解放されると一転、「敵性」外国人となった日本人たちがいた。逃げ延びた人もいれば、収容所送りになった人もいた。愛するフランスに行き場をなくした彼らは何を想い、どう生きたのか。連行される初老男性の写真をきっかけに、公文書を手掛かりとして記された稀有な歴史ドキュメンタリー。<br>藤森晶子
岩波書店
2023年12月
パリ ノ テキセイ ニホンジンタチ
フジモリ アキコ
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