比翼の象徴 明仁・美智子伝 下 / 井上亮
「平成流」と呼ばれた皇室のあり方はいかに築かれたか。その足跡と込められた思い、家族の苦悩などの知られざる事実を描く。明仁と美智子は天皇皇后となり、平成の時代が始まる。二人は昭和天皇が果たし得なかった、戦争被害国の訪問をして和解に努め、災害被災地を訪れて被災者を慰めた。高齢による体力の衰えで国民に接する活動が難しくなったとき、明仁は退位の道を選ぶ。それは、平成がつくり上げた象徴像の総仕上げだった――。決定版評伝、ついに完結。<br>井上亮
岩波書店
2024年11月
ヒヨク ノ シヨウチヨウ アキヒト ミチコ デン ゲ
イノウエ マコト
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