転換する戦時暴力の記憶 戦後ドイツと〈想起の政治学〉 / 高橋秀寿

戦後ドイツにおける戦時暴力や犠牲者の記憶の変遷を辿り、想起という営みが国家のあり方を規定してきたことを明らかにする。なぜ第二次世界大戦終結から八〇年近く経ついまも、戦時暴力の物語が小説や映画などを通して生み出され続けているのだろうか――日本と同様に敗戦を経て戦後体制が創出された(西)ドイツで、どのような暴力や犠牲者が記憶・追悼されてきたのかを辿りながら、想起という営みが国家のあり方を規定してきたことを明らかにする。<br>高橋秀寿
岩波書店
2024年10月
テンカン スル センジ ボウリヨク ノ キオク
タカハシ ヒデトシ
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