月刊星ナビ 2023年6月号

2023年05月02日発売
月刊誌
KADOKAWA
ときめく惑星状星雲| 夏が見ごろの「惑星状星雲」の仕組みや構造を研究者が解説。天文Vtuberがニュースを語るコーナーがスタート。今回は4月26日に月面着陸に挑戦した「HAKUTO?R」プロジェクトを「宇推くりあ」さんが紹介。■今月の表紙今回の表紙はハッブル宇宙望遠鏡が撮影した「キャッツアイ星雲」です。幾重にも重なる構造は、1500年ごとに中心星がダストを放出したことで生まれました。■恒星の最期を解き明かす ときめく惑星状星雲(解説/甘田 渓)こと座のリング星雲(M57)や、こぎつね座のあれい状星雲(M27)といった「惑星状星雲」が見ごろを迎える夏。この美しい天体たちの形には、中心にある「白色矮星」が大きく関係しています。惑星状星雲を見たり撮ったりしながら、これらの天体がどのように生まれたのか考えてみませんか?■ニュースを深掘り!V宙部 #1 月面着陸HAKUTO?Rプロジェクト(解説/宇推くりあ)天文系VTuberが気になるニュースを届ける新コーナー。第1回の担当はロケット打ち上げ実況で話題の宇推くりあさん! 今回は月面への着陸に挑戦する民間月面探査プログラム「HAKUTO?R」を紹介します。■シーイング抜群のフィリピンに開設 阿久津セブ観測所(報告/阿久津富夫)3月4日、アマチュア天文家の阿久津富夫さんがフィリピン・セブ島に観測所をオープン! 観測所の建設には、候補地選定・望遠鏡移送などさまざまな難関が待ち構えていました。記事内では、阿久津さんが魅せられた、フィリピンの美しい星空や惑星も紹介します!■天文機材セレクション F1.0クラスのレンズの魅力 大口径レンズの星味(作例・解説/飯島 裕)近ごろ、さまざまなカメラシステムから開放F数の小さな大口径レンズが続々と発表されています。今回はコシナ・LAOWA・OMデジタルソリューションズによる計4本のレンズを星空撮影で撮り比べ。作例やレンズの印象を紹介します。