オックスフォード運河の殺人/コリン・デクスター=著/大庭忠男=訳

早川書房刊
ハヤカワポケットミステリ 1567
3版−1991年7月15日発行
新書判・並製・本文202P
ISBN:4-15-001567-8 C0297
発行当時の定価:800円

★内容:

モース主任警部は病院へと急ぐ救急車に横たわっていた。その朝、吐血して意識を失っているのを発見されたのだ。モースの脳裏に、自分の死亡記事がちらりとよぎった…
しかし、診断は単なる胃潰瘍だった。長年の酒と煙草が祟ったらしい。命に別状はないが、しばらく入院しなければならないという。退屈な入院生活の気晴らしに、モースはたまたま手に入れた『オックスフォード運河の殺人』をひもといた。ヴィクトリア朝時代の殺人事件を扱った研究書である。その書によると、1859年、1人旅の女性を殺した廉で2人の船員が死刑となっていた。しかし読み進むうちに、モースは著者がいくつもの重要な事実を見落としているのに気がついた。死刑になった2人は本当に有罪だったのか?モースの頭脳が目まぐるしく回転し始めた!
歴史ミステリの名作『時の娘』を髣髴とさせる設定で描く、英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー賞受賞作。

(表紙巻末面の内容紹介文より)

★状態:並上  ※状態表示についてはこちらもご覧ください。

【ビニールカバー】全体に弱いホコリヨゴレがあり、背の上下辺に弱いヨレもあります。
【帯】背部分にごく弱いヤケ(褪色)があります。
【表紙】背付近にやや強く、その他も全体的に弱いヤケ(褪色)・ホコリヨゴレがあります。
【本体】周縁部全体に弱いヤケ(褪色)・ホコリヨゴレがあり、小口面の上部に弱いシミがあります。
【本文】ページ面の周辺部に弱いヤケ・ホコリヨゴレがありますが、全体に使用感もあまり強くなく、良好な状態です。