ゲームの名は死 千の顔をもつ男ドレーク/ダン・J・マーロウ=著/田口俊樹=訳

早川書房刊
ハヤカワポケットミステリ 1332
初版−1979年7月15日発行
新書判・並製・本文170P
発行当時の定価:530円

★内容:

相棒のバニーから連絡が途絶えて1週間、アール・ドレークは嫌な予感を覚えた。フェニックスの銀行を襲って、まんまと17万ドルを奪った後、傷ついたドレークは強奪金をバニーに預け、ひとり街に残った。分け前を小額に分けて郵便で送らせ傷の癒えるまで待つつもりだったのが、突然その送金が途切れてしまったのだ。そして飛び込んできた1通の電報―面倒が起きた、追って電話連絡する―発信地はフロリダ州ハドソン。ニセの電報だ! 発信人はバニーじゃない。ドレークにははっきり分かっていた。何百年待ったって、バニーが電話をしてくるわけがない。バニーは電話が苦手だ。そう、彼は口がきけないのだから…。
面倒が起きたのは間違いない。バニーは金を持ち逃げするような奴ではなかった。ドレークは早速車を飛ばし、小さな田舎町ハドソンへ向かった。町に着いたドレークは、樹木外科師チェット・アーノルドという偽名を使い、密かにバニーの足跡を探った。だが、情報を集め始めた彼の背後には、“雷”の異名で町の人間から恐れられている保安官フランクリンの影が、何故か執拗につきまとっていた…!
〈オペレーション〉のシリーズで人気を博するスーパーヒーロー、アール・ドレークの誕生の秘密を描く。〈悪党パーカー・シリーズ〉に肉薄する犯罪小説の秀作。

(表紙巻末面の内容紹介文より)

★状態:並上  ※状態表示についてはこちらもご覧ください。

【ビニールカバー】全体的にやや強いホコリヨゴレがあります。その他破れ等の目立つ傷みはありません。
【帯】なし。
【表紙】背周辺にやや強く、その他も全体的に弱いヤケ(褪色)・ホコリヨゴレがあります。巻末側裏面(表3面)に最終ページの印刷が薄く写っています。表3面の小口側下部に値札シールを剥がした痕があります。
【本体】周縁部全体にやや強いヤケ(褪色)・ホコリヨゴレがあり、小口面には弱い使用感もあります。
【本文】捨て扉、本扉は全体にやや強くヤケており、本文中はページ面の周辺部にやや強く、その他も全体的に弱いヤケ・ホコリヨゴレがあり、経年相応の古び感がありますが、本文中に線引き・書き込み等はなく、おおむね良好な状態です。