ゾーイ・シンプソン,
ポール・ベラリー,
ジャック・ウォレス,
メイ=チオ・ディマオ(監督),
ジョン・クレランド(原作),
ファブリツィオ・フォルナーチ(音楽)販売会社/発売会社:
(株)マクザム((株)マクザム)発売年月日:2014/02/28
JAN:4932545901251
メディア形式:DVD
規格品番:MXB168
うら若き娼婦の青春を描いた傑作文芸エロス!/「エマニエル夫人」「チャタレイ夫人の恋人」に並ぶ官能の聖書(バイブル)!/欧米各国で何度も発禁処分を受けた近代性愛小説の原点を過激に映像化!!/発禁処分を受けながらも海賊版が出回り続けた近代性愛文学の原点、映像化最新作!18世紀の中頃に誕生した小説「ファニー・ヒル」の世界は、これまでにも数多く映像化されてきた。1964年にソフトコア・ポルノの帝王 ラス・メイヤーが『Fanny Hill(原題)』を発表、エロス・ムービーの巨匠 ティント・ブラスが89年に監督した『パプリカ』も「ファニー・ヒル」を翻案した作品だと言われている。もちろん、日本国内でもいくつもの出版社から翻訳本が刊行されており、近代性愛文学の祖として、長きにわたり高い人気を誇っている。コケティッシュな魅力溢れる若手女優ゾーイ・シンプソンが、うら若き娼婦ファニー・ヒルを演じた本作の見所は、やはり濡れ場だろう。処女であるファニーが、女性を相手に初めて性の悦びに目覚めるシーンや、肉体が求めるがまま、若き使用人に性の奉仕を要求する場面など、様々な趣向で楽しませてくれる。伝説的な官能小説の最新映像化作品は、新たなる文芸エロス映画の秀作となった。“獄中で書かれた”“性描写のきわどさから発禁処分に”という、原作小説が背負うスキャンダラスな逸話に目を奪われがちだが、その一方で、ひとりの女性の性への目覚めを、上品な文体で大らかに綴ったとして高い評価を受けていることも忘れてはならないだろう。思いもよらぬ成り行きから娼婦となったファニーの境遇は、当然恵まれたものではないのだが、それを悲観するばかりではなく、色と欲の世界を軽やかに渡ってゆく彼女の姿は清々しくさえある。それこそが、250年以上もの間、世界中でファニー・ヒルが愛され続けている所以なのではないだろうか。