著者名:
熊倉一紗 黒嵜想 佐原しおり 出版社名:
this and that
掲載内容
■展示作品記録(カラー) ■池ノ内篤人戦前作品アーカイブ(カラー) ■aokidヒッチハイク ■搬入、パフォーマンス風景 ■大和田俊参考図版
■論集
長谷川新(インディペンデント・キュレーター、本展企画)「STAYTUNE/D」(日)
佐原しおり(埼玉県立近代美術館学芸員)「池ノ内篤人のサイパン渡航について」(日・英 / 翻訳:長谷川祐輔)
熊倉一紗(大阪成蹊大学芸術学部准教授)「移動するグラフィック・デザイナー――1940年前後の日本とタイにおける里見宗次――」(日・タイ / 翻訳:福冨渉)
黒嵜想「用途なき聴覚、輪郭なき耳」(日・英 / 翻訳:大和田俊)
水口博幸「非情のジャングル フィリピン戦線生き残り元日本兵」より、「パン搬入作戦」抄録(日)
本書はインディペンデント・キュレーター、長谷川新による企画展『STAYTUNE/D』の展覧会記録です。2019年10月4日〜11月24日、富山県砺波市のギャラリー無量で開催されました。
出展作家は、aokid、池ノ内篤人、大和田俊、里見宗次、曽根裕、八幡亜樹の6名。
まるでコロナ禍の現状を予見するかのような「移動すること、移動できないこと、移動させられること」を主題とした『STAYTUNE/D』。展覧会の記録写真をはじめ、展覧会へ向かうaokidのヒッチハイク、池内篤人の戦前作品アーカイブなど豊富な図版で視覚的に展覧会を振り返ります。気鋭の研究者たちによる論考には各言語訳を付し、八幡亜樹作品に関連した水口博幸『非情のジャングル フィリピン戦線生き残り元日本兵』も抄録しています。
若手作家から物故作家、リアルタイムのドキュメントから戦前の作品や手記まで、物理的な身体の移動と、時空を超えた思考の移動を促す1冊です。
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