マルクスの利子生み資本論 3/大谷禎之介

著:大谷禎之介
出版社:桜井書店
発売日:2016年06月
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著者名:大谷禎之介 
出版社名:桜井書店

信用制度のもとでの利子生み資本の具体的な形態は、実物資本(産業資本および商業資本)の手から銀行のもとに集中した貸付可能な貨幣資本である。『資本論』第3部エンゲルス版第28〜32章に使われた草稿部分を取り扱うこの巻では、銀行のもとにある貨幣資本を構成するのは貨幣請求権であり、「架空資本」であることを明らかにしたうえで、この貨幣資本の蓄積が実物資本の蓄積から自立化しながら、結局、実物資本の運動に引き戻される過程を解明する。

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