ぼくを救ってくれたシロ 日本のロビンソン・クルーソー/祓川学/パント末吉

著:祓川学 画:パント末吉
出版社:ハート出版
発売日:2006年10月
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著者名:祓川学  パント末吉 
出版社名:ハート出版

―そいつは、下あごから大きなキバを二本むきだして、よだれをだらだら流している。そして、ぼくの手がすっぽり入るようなでっかい鼻の穴から、フーッフーッとものすごい鼻息をしている。(イノシシだ!しかもでかい)体長一メートルはある巨大でおそろしいイノシシだ。きっと体重だって百キログラム以上はあるはず。シロを五倍ぐらい太らせたような体格だ。よだれをたれ流したイノシシの顔がどんどん大きく見えてきた。(早く逃げないと殺される…!)そのときだった。ぼくのズボンがぐいっと引っぱられた。シロが、ぼくのズボンのすそをくわえていたんだ。(早く逃げるんだよ、一馬くん!!)―。テレビで有名な“洞くつおじさん”の少年時代の物語。43年間、足尾銅山の山中でたった一人のサバイバル生活。その心の支えは、家出したぼくの後をついてきた愛犬だった!小学校中学年以上向き。

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