著者名:
北海道教育大学の学生來嶋路子 出版社名:
中西出版
北海道岩見沢市の山あいの過疎地。
美流渡(みると)、毛陽(もうよう)、万字(まんじ)地区に住む10組の人々に、
ハタチの学生たちがインタビュー。
「どうして不便なところに住んでるの?」
素朴な質問に答えたのは、
20年前に人通りもほとんどない山奥でパン屋を始めた夫妻や
自分たちで育てた花でフラワーアレンジメントをつくる夫婦、
大学院に通いながらスポーツクラブを起業した青年、
人通りもほとんどない商店街でお店を開け続ける店主、
世界中を旅してたどり着いたアフリカ太鼓の奏者、
そして半年ほど前に移住した画家など、多様な人々。
ここは北海道有数の豪雪地帯で、しかも近くに大型スーパーもないところ。
街中の人々からは不便な田舎と言われるが、近年、移住者が増えているエリアでもある。
なぜ、この地に惹かれ、この地に住むのか?
いいことも悪いこともすべてを語った“本音”の物語は、
コロナ禍であってもしなやかに生きる、そんなヒントにあふれている。
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