


著者名:
神部和子 出版社名:
市井社シリーズ名等:
そらまめ文庫 か2−1
秋田の雪深い街に生まれ、自然を敬い、謙虚で真摯な人の魂。
ひそやかで、控えめではあるが、芯の強さや温もりを求める素直な心。
読み終わるとなんだか泣きたくなるような、きれいな雪景色をみたような思いがする一冊。
歌集で伝わってくるのも、そのひっそりとした存在感で、それがなんともいえず、よいのである。
そのひっそりとした世界に、すっと引き込まれるように歌集を読む。こういう、うたびとっていいな、と思う。その静けさや、人を安心させるおだやかな日常性までが、彼女の体と同化しているように感じられる。
射ぬくような
閃光
雷鳴の一撃
雪野原は
身じろぎもしない
どんな激しさも、その世界に呑み込まれてしまい、何も変らず、ひっそりとそこにある。
(草壁焔太跋文より引用)
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