


著者名:
山崎聡子 出版社名:
書肆侃侃房シリーズ名等:
現代歌人シリーズ 33
子供との時間のなかに
前世のような記憶の翳がさす。
いつか、どこかで、わたしは立っていた
舌だしてわらう子供を夕暮れに追いつかれないように隠した
【自選5首】
君のべろが煙ったように白かったセブンティーンアイスクリーム前
西瓜食べ水瓜を食べわたくしが前世で濡らしてしまった床よ
蟻に水やさしくかけている秋の真顔がわたしに似ている子供
ヒメジョオンの汁でつくったマニキュアでにぶく光っていた爪の先
遮断機の向こうに立って生きてない人の顔して笑ってみせて
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