精神科看護 2025-1/月刊『精神科看護』編集委員会

編:月刊『精神科看護』編集委員会
出版社:精神看護出版
発売日:2024年12月
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著者名:月刊『精神科看護』編集委員会 
出版社名:精神看護出版

特集 アカウンタビリティ―看護の説明と責任
アカウンタビリティやインフォームド・コンセント。医療における“説明”に関してはいくつかのことばがあります。インフォームド・コンセントは医療者が治療やケアを説明したうえで,患者自身の意思を確認し,同意を得ることです。一方,本号で取り上げるアカウンタビリティは,「生じた結果とその理由の責任」と訳され,専門的・倫理的・法的な看護実践能力として位置づけられています(p.004)。看護師(=専門職)として,みずからの力を正しく使っているかどうか,患者に,社会に説明する義務をいうことばで,意味合いが異なります。
精神科看護師が正しく専門的な力を用いているのか。その説明が必要な場面は多く想像できますが,臨床の方々は実際にどうされているのでしょうか? 冒頭記事で現状の整理と今後の課題を共有したうえで,精神科薬物療法看護での場面,退院支援についてともに考えていく場面,そして行動制限最小化での場面と,個々の事例からアカウンタビリティについて考えました。
特集を通じて,根拠にもとづいた看護実践,実践の評価,その説明は,精神科看護師としての専門性に大きくかかわってくることがわかるでしょう。精神科看護とは何か? それをあらためて考えたうえで,患者に,社会に自信をもって伝える準備をしていく必要があるのではないでしょうか。

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