本の雑誌 2025-11

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出版社:本の雑誌社
発売日:2025年11月
キーワード:本の雑誌2025−11 ほんのざつし2025ー11 ホンノザツシ2025ー11



出版社名:本の雑誌社

特集:世界の文学賞を目指せ!

『ババヤガの夜』のダガー賞受賞でお祭り騒ぎの昨今だが、しかし。ダガー賞以外にも世界にはすっごい文学賞がいっぱいあるのだ! というわけで、本の雑誌11月号の特集は「世界の文学賞を目指せ!」。翻訳編集者のノーベル賞はえらいか座談会から、鴻巣友季子の世界の翻訳文学賞・国際文学賞解説に、現地発信昨今英米文学賞事情、ダガー賞授賞式レポートに世界の文学賞リストまで、知っているようでよく知らない世界の文学賞事情をマスターして、いざ、あなたも世界を目指そう!

新刊めったくたガイドは小山正が『マーブル館殺人事件』の事件解決法に前代未聞!と動転すれば、橋本輝幸はシベリア鉄道に乗り合わせた二人の旅のクライマックスで閉塞した世界に吹く一瞬の風を堪能! 大森望が時間差百合ロマンス、伴名練『百年文通』の刊行を寿げば、梅原いずみは櫻田智也『失われた貌』の地道で丹念な捜査に感心。久田かおりが『そして少女は加速する』はド直球に面白い青春小説だ!とイチ押しすれば、東えりかは言語オタクが挑む会話の0.2秒の謎に驚嘆。そして「北上次郎ならこれ推すね」は警視・鵜飼縣シリーズ第二作から結末が潔い焼け跡小説までの4作を「これ推し」。読書の秋に何を読むか、要チェックだ!

今月の読者アンケートは「この旅行記が好きだ!」。これこそ「科学!」と心打たれた一冊から、古本屋稼業につながった北海道の旅まで本誌読者が熱愛する十冊が勢揃いなら、読み物作家ガイドはついに出たぞ、の井伏鱒二。「それでも生きていく」眼差しが通底する十冊を坂上友紀がご案内だ。さらに椎名誠が愛と哀しみのタンタンメンで本の雑誌社の事務所を振り返れば、北原尚彦は念願の推理小説研究会に入会! 浅生ハルミンが鳴子が好きすぎなら、黒い昼食会は『イン・ザ・メガチャーチ』の全国展開がすごい!と拍手パチパチ。さあ、秋の夜長はゴッド・オンリー・ノウズを聴きながら、本の雑誌11月号と一緒に世界の文学賞を目指そう!

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