本の雑誌 2023-4

出版社:本の雑誌社
発売日:2023年04月
キーワード:本の雑誌2023−4 ほんのざつし2023ー4 ホンノザツシ2023ー4



出版社名:本の雑誌社

特集:短歌の春!

短歌がブームなのである。三十一文字がTwitterで「エモっ」となってバズるのだ! では、いま短歌のなにがすごいのか。というわけで、木下龍也、東直子、穂村弘が短歌の楽しさと歌壇事情を語る歌人座談会から、かっこいい装丁歌集紹介に短歌フェア仕掛人書店員の絶望と疾走、枡野浩一の「全短歌集」成立事情に書肆侃侃房とナナロク社が「短歌の春」を寿ぐ短歌出版社対談、そして短歌本ガイドまで、自由で楽しい短歌の世界に迫る特集なのだ。さあ、あなたも一首詠んでみよう!

新刊めったくたガイドは柿沼瑛子がキャリア45年の女殺し屋爪角の生きざまを見よ!と猛プッシュすれば、石川美南はルーツを辿り、世界を手繰り寄せる『彼女はマリウポリからやってきた』がすごい!と脱帽。大森望が西暦80万年の小説からゴリラ裁判まで新春新人ショーなら、酒井貞道は年度ベスト級のミステリ『木挽町のあだ討ち』を読むべし!と断言保証。松井ゆかりが一度も会話のない母娘の物語、朝比奈秋『植物少女』をイチ押しすれば、すずきたけしは"光の巨匠たち"のインタビュー集が面白い!と激押し。さあ、今月はどれから読むか、あなた次第だ。

今月から「漫画 本を売る技術」がスタート! 矢部潤子の書店業指南書を池田邦彦が漫画化、わかりやすさ倍増の本を売る技術を堪能してくれぃ! そして図書カード三万円使い放題!は阿津川辰海が登場! 「なんでも読むミステリー好き」の作家が、いきなりの国書税から海外文学にミステリー、SFに予定外の本まで18冊を買いまくれば、あのKADOKAWA山田先生が「一サラリーマン(社畜)編集者の日乗」で西村賢太を一周忌に追悼。鏡明が「読書家・目黒考二」論で目黒をおくれば、三角窓口は読者からの目黒考二追悼ハガキ大特集。堀井憲一郎が「第2回本屋大賞に勝手に横から参加の大将」を開催すれば、巻頭カラーは本屋大賞ノミネート作品データ集! 冬が終わって春真っ盛り。梅は咲いたか桜はまだか、本の雑誌4月号で本も短歌も春満開なのだあ!

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。