本の雑誌 2022-12

出版社:本の雑誌社
発売日:2022年12月
キーワード:本の雑誌2022−12 ほんのざつし2022ー12 ホンノザツシ2022ー12



出版社名:本の雑誌社

特集:「黒と誠」の謎と真実!

双葉社のWEBサイトCOLORFULで連載中の『黒と誠〜本の雑誌を創った男たち』が11月10日に単行本で刊行される! おお、本の雑誌草創期の知られたくない真実が白日の下にさらされてしまうのか!? というわけで、本の雑誌12月号の特集は「黒と誠」の謎と真実! 助っ人ダイナマイト・コンビのあの頃の本の雑誌を語る対談から、カミムラ晋作によるメイキング漫画、本雑殿の13人に信濃町社内イラストエッセイ、出版社立ち上げ本ガイドに配本部隊秘話座談会、そして読者の好きな創業物語まで、「黒と誠」と本の雑誌の謎と真実に迫る特集なのだあ!

新刊めったくたガイドは、吉野仁がパルマのダークサスペンス『怪物のゲーム』がいいぞ!と太鼓判を押せば、藤ふくろうは記憶の儚さとしぶとさを描くE・ラスコヴィッチ『アイダホ』にお見事。大森望が採れたて改変歴史アンソロジー『ifの世界線』がすごい!と感嘆すれば、古山裕樹は堅実さと大胆さが同居した『女副署長 祭礼』をイチ推し。高頭佐和子が河崎秋子『介護者D』に不意打ちされれば、すずきたけしは教訓から無断公開まで、絶版本へのさまざまな思いにじっと手を見る。そして北上次郎は一穂ミチ『光のとこにいてね』をきらきら輝く光の小説だ!と目をきらきらさせて大絶賛。さあ、おじさんが一穂ミチの傑作だと断言する光の小説を堪能しよう!

今月の図書カード三万円使い放題!には青柳碧人が登場。丸善丸の内本店の1階から4階までをブックバイキングして購入したのは数学本から百名城ガイドに寿司図鑑、パズル本、実話怪談まで19冊。バイキングの成果は37ページを見てくれぃ。そして今月の読み物作家ガイドは吉田隆一が神林長平の10冊を紹介。圧倒的なライブ感がある神林「対話」で不思議な読書体験を味わおう! さらに今月は、黒い昼食会がカドカワ祭り大盛況を祝えば、日下三蔵「断捨離血風録」はなんと自宅庭に新しく物置を設置。椎名誠が魚肉ソーセージをかじれば、宮田珠己はさらばロト7。古本屋台のさつま白波は一杯100円で五臓六腑もぽっかぽか。甘なっとうつまみながら本の雑誌12月号で70年代にタイムスリップするのだ!

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。