


著者名:
深川雅史 和田健彦 出版社名:
文光堂
【腎臓病患者の臨床検査にはこれ一冊!保存期CKD・透析・腎移植患者の検査値の解釈のポイントが掴める,現場で役立つ必携のガイド!】
慢性腎臓病(CKD)の患者数は多く,CKD・末期腎不全(ESKD)診療の重要性は高まっている.また腎臓病患者の診療では臨床検査が欠かせず,検査値の解釈には注意が必要である.
本書ではCKD・ESKD診療の場で用いられる臨床検査に焦点を当て,保存期CKD・透析・腎移植患者のそれぞれに対する検査値の読み方をわかりやすく解説.各検査項目の腎機能別の基準値・測定法はもちろん,どんな時にこの検査を行うのか? 患者の腎機能を踏まえて検査所見をどのように解釈するのか? どのように原因診断を進めるのか? そして次にどんな治療・アクションが必要か? その一連の流れをエキスパートが網羅的に解説している.
腎臓・透析の専門医のみならず看護師,臨床工学技士などの透析室スタッフ,腎臓病患者を診る一般内科医にとっても間違いなく役立つ必携”CKD・透析・腎移植”臨床検査ガイド.
≪主要目次≫
第1章 CKD・ESKDに関する臨床検査総論
1.CKD・透析・腎移植における臨床検査の意義
2.ルーチン検査と必要時検査
3.CKD・透析・腎移植患者の検査値の特徴
第2章 尿検査のみかた
1.尿検体採取の注意点
2.尿比重,尿浸透圧
3.尿pH ほか
第3章 腎機能評価法
1.腎機能評価法
第4章 腎画像検査
1.腹部超音波検査
2.CT・MRI検査
3.腎血管系造影検査 ほか
第5章 保存期 CKD・ESKD患者の検査
(1)腎性貧血に関する検査
(2)KD-MBDに関する検査
(3)水・電解質,酸塩基平衡に関する検査
(4)体液量に関する検査
(5)血管系・動脈硬化に関する検査
(6)凝固に関する検査
(7)代謝に関する検査
(8)栄養状態の評価に関する検査・指標
(9)QOLの評価に関する指標
第6章 維持血液透析患者特有の評価法
(1)透析効率の評価法
(2)抗凝固薬の調節に用いられる検査
(3)バスキュラーアクセスに関する検査・評価
(4) 透析アミロイドーシスに関する検査
第7章 腹膜透析の検査
1.腹膜透析患者のデータの特殊性ー血液透析患者との比較
2.腹膜透析の質に関する検査(PETを含む)
3.カテーテル関連感染症・腹膜炎に関する検査 ほか
第8章 腎移植の検査
(1)移植前の検査
(2)移植後の検査
第9章 CKD・ESKD患者における感染症検査
1.CKD・ESKD患者における感染症検査総論
2.肝炎ウイルス検査 ほか
第10章 CKD・ESKD患者における悪性腫瘍検査
1.CKD・ESKD患者における悪性腫瘍検査総論
2.血液系悪性腫瘍に関する検査 ほか
索引
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