


著者名:
笹田哲 出版社名:
中央法規出版
★作業療法士が考案!書字が苦手な子どものためのワークブック★
字や図形を書くことが苦手で、なぞり書きや手本をまねして書くことも苦手な場合、見る力と身体各部の連携・調整をする力が弱いことが原因として考えられます。本書は、63個の課題をこなすことで楽しく「見る力・認知力」と手指のコントロール力を養っていくワークブックです。
◆ポイント(1):書字の前に必要となる「見る力」◆
思うように身体の動きをコントロールできない子どもが増えており、小学校の教員から筆者(作業療法士)のところへも、文字がうまく書けない子どもの相談が多く寄せられています。具体的には、「図形や斜めの線が書けない」「見たものをまねて書けない」「字のバランスが極端に悪い」「マスの中に書けない」などの課題があります。
筆者が30年以上前から学校などで子どもたちの書字の課題を観察してわかったことは、書字の苦手は手指の問題だけではなく、ものを見て把握する力、「認知力」が十分に発達していない、ということでした。そこで、文字を書くために必要となる「運筆力」と「認知力」両方を養うワークブックをオススメします。
◆ポイント(2):遊び感覚で楽しく取り組むワーク◆
本書ではまだ文字を書くワークはありません。直線、曲線、円、図形などを書く、面を塗るなどのワークで、様々な手指の使い方を経験します。目で見るワークは、スペースの配分を把握したり、数字を順に追って行ったり、指定のものを絵の中から探したりするワークもあります。また、消しゴムで消す、定規で線を引くなどの、目と両手の協調を必要とするワーク、左利きの人のためのワークもあります。クイズや迷路のようなワークも取り入れていますので、楽しく遊びの延長のように取り組んでください。
【主な目次】
・本書の利用にあたって書字
・問題に取り組む前の基本姿勢
・問題1〜問題63
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。