著者名:
経済産業省 厚生労働省 文部科学省 出版社名:
経済産業調査会
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ものづくりニッポンはどこへ向かうか
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我が国経済は、アベノミクスの効果が現れるなかで、着実に上向いてきました。ものづくり産業を中心に企業収益の改善が見られ、さらには賃金引上げの動きが広がるなど「経済の好循環」に向け、前進を続けております。一方、我が国の経常収支は4年連続で黒字が縮小し、過去最小の黒字を計上。内訳をみると、貿易収支が過去最大となる赤字を計上する一方で、直接投資収益等の第一次所得収支が過去最大の黒字を計上するなど、我が国ものづくり産業の稼ぎ方は着実に変化しております。
こうした現状にある我が国ものづくり産業について、第1部では、その直面している課題、さらには必要な対応の方向性を以下のとおり取り上げております。第1章では、「我が国ものづくり産業が直面する課題と展望」を取り扱う。第2章では、「良質な雇用を支えるものづくり人材の確保と育成」として、良質な雇用の場であるものづくり産業を支えるものづくり人材の果たしてきた役割やものづくり人材の確保・育成の現状と課題、今後求められる施策について記述。第3章では、「ものづくりの基盤を支える教育・研究開発」として、ものづくりにおいて重要な鍵となる科学技術イノベーションを推進する人材育成の方向性や女性研究者への支援の取組、また、ものづくりを支える基盤技術の研究開発の状況等について記述しております。
また、第2部では、政府が平成26年度においてものづくり基盤技術の振興に関して講じた施策について、網羅的に記述しております。我が国ものづくり産業の現状や将来を知る上での必読書。
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