


著者名:
拝野寿美子 出版社名:
ナカニシヤ出版
グローバル化が進む現在、異文化にルーツをもつ移住者の子どもたちは、誰から、どのように親の母語を学んでいるのか。
継承語学習を通して身につく力は、ホスト社会に生きる彼らにとってどのような資産となりうるか。
世界的に拡大する継承ポルトガル語(PLH)教育実践の実態調査に基づき、継承語がもたらす「資産性」を社会と個人の両面から考察する。
「本書では、2006年から2023年まで筆者が実施した調査をもとに、世界で広がり日本でも認知されはじめた継承ポルトガル語教育の内容や、それが個人や社会にとってどのような価値をもたらすのかを考察する。[…]継承語には、両親の母語や社会の主要言語との関係性が含まれている。継承語は、家庭や移民コミュニティと、主流社会という異文化間を生きる子どもたちの言語なのである」(「はじめに」より)
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●著者紹介
拝野寿美子(はいの すみこ)
神田外語大学外国語学部イベロアメリカ言語学科ブラジル・ポルトガル語専攻・准教授
教育学博士
主著に、『ブラジル人学校の子どもたち 「日本かブラジルか」を超えて』(2010 年、ナカニシヤ出版)、『ブラジルの人と社会 改訂版』(共編著、2024 年刊行予定、上智大学出版)など
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